この記事では、キャンドルを灯してリラックスしたり、お風呂やアロマの効果で心や体を癒して、素敵なヒュッゲな時間を持つ方法をご紹介します。
スウェーデンに学生として一時滞在したことがある筆者は、現地の暮らしの中で心と体をリラックスさせる習慣を持つことの大切さを感じてきました。
帰国後日本の暮らしの中でも、落ち込んだりストレスを感じるような時こそ、ほっと一息つくヒュッゲな時間を持つことを心がけています。
この記事が、自分を大切にするひとつのきっかけになれば嬉しく思います。
目次
お風呂やアロマの香りでヒュッゲな時間を
1日の中で、ほっとくつろぐ習慣を簡単に取り込むのにおすすめなのが、お風呂の時間。
毎回でなくでも、出来る範囲で普段よりお風呂の時間を一歩踏み込んだ自分ケアの時間にしてしまいましょう。
湯船にゆっくりと浸かりながら、髪の毛をパックしたり、音楽を流したり、心地よさを感じながら、ぼーっと心の思うままにリラックスする時間を持ってみるのもいいですね。
香りの効果をお風呂をはじめとして、日々の暮らしに取り入れるのもおすすめです。
香りにはそれぞれ効能があって、気持ちを整えるのにも役立ちます。
筆者は明るい気持ちになれるオレンジやベルガモットの柑橘系の香りを普段好んで取り入れています。
お風呂でアロマの香りを取り入れたり、バスキャンドルのロマンティックな灯りを楽しむなど、具体的なお風呂やアロマに関するヒュッゲの方法を記事後半で取り上げています。
お風呂やアロマ、キャンドルなどを暮らしに取り入れて、自分を大事にするヒュッゲな習慣をはじめてみましょう。
スウェーデンと日本のお風呂事情は、ちょっと違う
ここで、筆者が一時滞在していたスウェーデンのお風呂事情について触れさせていただこうと思います。
私が滞在したスウェーデンの住居は、寮など3種類、アパートメントホテルなどにも数か所滞在しました。
学校関連の寮ではバスタブはなく、個室のトイレ横またはフロア共有シャワースペースが備わっている形でした。
ホテルでも、バスタブが備わっている部屋もありましたが、シャワーのみのところが多かったです。
バスタブがあっても、浴槽の中でシャワーする形でした。
スウェーデンではこうしたお風呂の作りからも、日本のようにゆったりとお風呂に浸かることがあまり一般的でない印象があります。
お湯を張るのも、日本みたいに追い炊き機能だとか温度の自動設定が出来るシステムを持つ一般のお風呂はなかなか見つけられません。
スウェーデンでも、お風呂でリラックスを取り入れられている方々もおられると思います。
ただ、私の場合はスウェーデンにいた頃シャワーカーテンを好きな色味に変えたぐらいで、あまり出来ていませんでした。
日本に帰国してから入浴剤にはまったり、さらにお風呂の時間をより大事にするようになったと振り返って思います。
お風呂時間でのリラックスは、私にとって、北欧で感じたゆるく心地よい時間に追われ過ぎない暮らしを日本で取り入れる手段なのかもしれません。
お風呂時間に関するヒュッゲ
こちらの章では、お風呂時間を使って簡単に出来るヒュッゲなアイデア例をご紹介いたします。
入浴剤や、アロマの香り、キャンドルの炎の癒しの効果で、素敵なお風呂時間を自分で演出。
自分を大切に甘やかして、素敵なリラックスタイムの時間を持ってみましょう。
自分の心と体を整える楽しい時間を持てば、きっと日々の生活の質も変わってきます。
筆者の行っている時短バージョンの方法も、少し触れていますのでよかったらご参考ください。
気になるアイデアがあれば、ぜひ日々の生活に取り入れてみましょう。
入浴剤やアロマでリラックス
市販されている入浴剤やエッセンシャルオイルを用いれば、お風呂時間をより楽しむ選択ができます。
入浴剤は、保温保湿効果、さっぱりとした清涼効果、色味や香りで得られるリラックス効果など、状況によって使いたいものを用いましょう。
筆者は、ゲルマニウムの入浴剤が好きです。
半身浴で38度程度のお湯に1回20分ほど浸かると、しっかりと体が温まって気持ちもさっぱりとします。
好きな香り、効能を持つエッセンシャルオイルをお風呂に加えるのもおすすめです。
浴槽に5滴までなど容量を守って、ホホバオイルなどで薄め、肌や体調の様子を見ながらお使いください。
ホホバオイルとは、メキシコやアメリカ南部で育つ植物「ホホバ」由来のオイルのことです。
エッセンシャルオイルは直接肌につけることは、刺激が強く出来ません。
お風呂のお湯にエッセンシャルオイルを垂らすだけでは、お湯と混じらず刺激が強すぎることがあります。
ホホバオイルなどの植物油を用いてエッセンシャルオイルを薄めることで、肌への負担が減るのです。
また、お風呂に浸からずシャワーのみの場合は、バスルームの隅など直接肌に触れないように気を付けてエッセンシャルオイルを2滴ほど垂らせば、香りがたちのぼって気持ちが整います。
入浴剤もエッセシャルオイルも、自分に合うものを選ぶ必要がありますが、日々の暮らしに取り込むことで、心や体に良い効果を与えることができます。
バスキャンドルをお風呂に浮かべてリラックス
お風呂で使うキャンドルを、バスキャンドルといいます。
湯船に浮かべたり、お風呂場の空いているスペースに並べるタイプなど用途に合わせてお選びください。
防水加工や転覆しない設計になっているアロマキャンドルをお風呂にセットすれば、あたたかいキャンドルの灯に癒される、素敵な空間を簡単に作ることが出来ますよ。
キャンドルによる火事や換気の不安がある方は、LEDライトを用いたバスキャンドルを用いるのがおすすめです。
実際のキャンドルのように灯が揺らぐナチュラルなもの、お風呂の時間を優雅に演出してくれるデザインのものなど、様々な製品が市販されています。
ぜひお風呂の時間にキャンドルを取り入れて、まったりと心地よい時間を楽しまれてみてください。
アロマ・キャンドルでくつろぐ時間
アロマの香りやキャンドルを用いて、ゆったりと穏やかなひとときを生活に取り入れてみませんか?
日々の生活の中で香りの効果をうまく活用すれば、きっとあなたの暮らしの味方になって助けてくれます。
キャンドルは北欧でのヒュッゲの代表的な例ですが、心地よい時間をもたらしてくれるアイテムなので、ぜひ取り入れられるのをおすすめします。
キャンドルの灯と一緒に香りを楽しめるアロマキャンドルを用いれば、香りと炎の優しい揺らぎの両方を同時に楽しめますね。
こちらの章ではキャンドル、アロマを取り入れた暮らしのアイデア例をご紹介いたします。
キャンドルでリラックス
ヒュッゲに関する著書を持つ、 Meik Wiking(マイク・ヴァイキング)は、
デンマークの人々にとって最もヒュッゲに関わることについて尋ねると、85パーセント以上の人々がキャンドルについて答える。
と述べています。
ある調査結果によると、日照時間の短い冬に限らず、毎日キャンドルを灯す人々がデンマークでは28%にのぼるといいます。
現地の方々にとってキャンドルは暮らしの中で大切に気軽に取り入れられているんです。
筆者の滞在したスウェーデンで感じたキャンドルのある日常については、こちらの記事で詳しく書いています。
よろしければ是非ご覧ください。
食事の際や窓辺でキャンドルを灯したり、ほっこりとした時間を過ごしていました。

キャンドルの優しいゆらゆらと揺れる灯りには、「1/fゆらぎ」というリラックス効果があるとされていて眺めているだけでも幸せな気持ちになれます。
香りのあるアロマキャンドルを用いれば、気分転換が出来たり、香りによる効果が得られますよ。
日々のほっこりとした時間をキャンドルの灯と過ごすのも、とても素敵ではないでしょうか。
キャンドルの取り扱いについて
キャンドルを用いる際は、換気に気を付けて、まんべんなくキャンドル表面が溶けて最後まで使えるように1時間以上灯すことに気を付けてください。
また、キャンドルを使うことは、その成分を吸収することに繋がります。
キャンドルの原料は天然のものにしたり、香料も人工でなくエッセンシャルオイルを用いたものなど考慮すれば、日常使いしても安心です。
火の取り扱いなど不安があれば、ナチュラルなゆらぎ感のあるLEDキャンドルを使われるなどして、キャンドルのある暮らしを取り入れてみましょう。
アロマでリラックス
お風呂で用いる以外のアロマだと、お部屋ではディフューザーの機器を用いれば、お水とお好きなエッセンシャルを配合してお部屋を好きな香りで満たすことが出来ます。
ディフューザーを使うまでしなくても、お湯を張ったマグカップなどに、数滴エッセンシャルオイルを垂らして香りを嗅ぐだけでもアロマを楽しめますよ。
リラックスしたい時や、すっきり目を覚ましたい時など効能を確かめて用途に合わせて香りを選んでみてください。
コットンや紙に染み込ませてアロマを持ち歩けば、外でも気持ちを整えるなど気軽にアロマの効果を使うことが出来ます。
筆者は、緊張する場面などラベンダーやヒノキなど、ほっとする効果がある好きな香りを嗅いで助けてもらっています。
アロマを日常に取り入れて、ぜひ毎日の生活をより過ごしやすく心地よいものにされてみてください。
お風呂タイム・アロマ・キャンドルで「ヒュッゲな時間」を取り入れよう
限りある時間や日々の暮らしの中、今回ご紹介したヒュッゲのアイデア例はお部屋で出来たり、他のことと同時進行で出来るなど取り入れやすいものになっています。
北欧のヒュッゲの素敵なところは、ほっこりと優しい気持ちになれる特別な時間だけれど、北欧の人々がされているように、日々気楽に出来ることも多いこと。
お風呂時間やアロマ、キャンドルを用いる暮らしで、ぜひ心地よい気持ちで過ごせる時間を手に入れてみてください。