さまざまな模様・色を持つ木目とあざやかな植物のグリーン、さんさんと差し込む日の光が気持ちよいインテリア。
賃貸住宅をセンスよく DIY されていらっしゃるこちらのお部屋で、まず目に飛び込んでくるのが個性的な柄のフローリングです。
「寄木張り(よせぎばり)」のフローリング
キッチンダイニングにある幾何学模様のフローリングや、手前側のジグザグ柄の『ヘリンボーン』といった「寄木張り(よせぎばり)」のフローリングが、お部屋をとても印象的な空間に変えています。
幾何学模様の寄木張りフローリングは、フランスのヴェルサイユ宮殿でも使われていることから『ヴェルサイユ張り』といった呼ばれ方をされることもあります。
こうした特徴のあるデザインのフローリングは、もともと海外インテリアで人気に火が付きました。
ただ、日本の賃貸住宅で、はじめから備わっている物件はそう無いように思いますので、こちらのお部屋はクッションフロア(CF)を使われて DIY されたのでしょうか。
最近のクッションフロアは、以前よりもデザイン・材質ともに優れた製品が数多くありますので、お部屋の印象をガラッと変えたい時に検討してみる価値のあるアイテムです。
ナチュラルインテリアをセンスよく引き締めるテクニック
フローリングの他にも、すくすくと元気そうに育つ植物たちが、お部屋をナチュラルでより気持ちのよい空間に変えています。
カーテンを付けず、白のブラインドにされている辺りも、日光がたっぷり入って心地よさそうですね。
全体として参考にしたいポイントとしては、「素材」や「色」でアクセントを上手に作られている点です。
キッチンカウンターや食卓テーブルも木製品で統一されていますが、チェアやテーブル脚は黒色のものを選んだり、冷蔵庫は無骨な雰囲気のシルバーの製品をチョイスされるなど、ぼんやりとした印象になりがちなナチュラルインテリアをセンスよく引き締められています。
天井から下がる 4つの照明もそれぞれの形状や吊り下げる高さが違い、カフェのようなおしゃれなダイニングになっていますね。
こういった照明は、設置が比較的簡単な『ライティングレール(ダクトレール)』や、レトロ感のある『LEDフィラメント電球(エジソンランプ)』といったアイテムを使うと、こちらのお部屋のような素敵な雰囲気に変えることができます。
いろいろと制約の多い賃貸物件ですが、それらのハードルをまったく感じない開放感に包まれた爽やかなお部屋です。