築40年の戸建てをフルリノベーションされたというこちらのお部屋。
無垢材のキッチンカウンターやグレーの漆喰壁、天井にわたる太い梁、吊り下がるアイアンの棚などで構成されるキッチンは、もはや映画で使われそうな様相です。
そして、床に見えるオリエンタルで緻密な柄の 2枚のラグ。
左側のものは、イラン(かつてのペルシア)で最高峰のキリムと称される「キリム・センネ」を選ばれたそうです。
また、以下のお写真に見て取れるフローリングは、板がジグザグに走る寄木のヘリンボーン床にされるなど、オーナー様のこだわりが凝縮されたドラマチックな空間です。

戸建てのリノベーションということで好みのインテリアにできると思いきや、住宅の耐震補強や断熱ペアサッシを施すといった構造的な部分にコストがかかってしまったとのこと。
そこで、キッチンシンク周りは IKEA(イケア)製品を選んだり、フローリングも施工職人さんから良いご提案を受けたといった様々なストーリーを経て、理想の住まいづくりを実現されたそうです。
お部屋全体としては重厚な要素で構成されながらも、重苦しさといったものは感じず、お気に入りの各スポットに囲まれて毎日を気持ちよく過ごすことができそうですね。
深い赤みのラグに対して、さわやかな淡いエメラルドグリーンのクッションカバーを選ばれるあたりも、配色のセンスとして参考になります。
将来いつかやってみたいと憧れる、オトナの空気が漂うスタイリッシュなインテリアです。