古い団地にお住まいで古道具を愛されているオーナー様のお部屋。
各所に見られるアイテムたちからカントリー調の印象を受けつつも、爽やかなナチュラルインテリアといったエッセンスもバランスよく織り交ぜられています。
ロッキングチェアにブランケットがそっと置かれているだけで、なんだか「幸せな日常」といった言葉が連想されるのは私だけでしょうか。
ハードな印象を受けがちな動物の毛皮のラグも、ゆったりくつろげる空間に違和感なくマッチしています。
茶系の色調と白い壁、そしてそれに対応する淡いベージュのカーテンは、すがすがしさと同時にエレガントな印象すら感じます。
右奥のドライフラワーやキャンドルなどが飾られた台はアイロンテーブルでしょうか。
本来の用途と違う使い方でも、「自分が心地よい」と感じれば、それが正解になることがインテリアのおもしろさですね。
DIYされたと思しき OSB合板のテーブルも、「カントリー調だけに縛られない」といった意味合いで、お部屋に小気味のよい変化が広がります。
特定のテイストに合ったアイテムを数多く並べなくとも、素敵なインテリア空間を作ることができる。
そう気付かせてくれる素晴らしいインテリアです。