ロイヤル・コペンハーゲンの有名デザイナー
デンマーク王室にも採用されるロイヤル・コペンハーゲンのテーブルウェアは、長い歴史とともに食事の場を気品あふれるものに変えてきたのでしょう。
幾年もの時を超えて現代の人々をも魅了する高貴なデザインは、どのようなデザイナーたちによって支えられてきたのでしょうか。
ここでは、毎年新たな絵柄が追加される『イヤープレート』を手がけた人物のみに焦点を当ててご紹介します。
カイ・ランゲ
ロイヤル・コペンハーゲンに50年勤続し、デンマーク国王から(日本の人間国宝にあたる)名誉ある賞を授与されたカイ・ランゲ。
史上最多のイヤープレートを手がけたことでも知られるアーティストです。
北シェランゲ島で育った彼は、その地で目にしたホイスエーヤの風車をはじめ、デンマークを象徴する生き物や風景、風習を 1枚のお皿のうえに表現し続けてきました。
デザイナー自身の思い出で彩られるイヤープレートが人気シリーズとなった背景には、カイ・ランゲのゆたかな感受性も大きく関係しているのでしょう。
スヴェン・ヴェスタゴー
スヴェン・ヴェスタゴーは、1986年からイヤープレートのデザインを担当し始めたデザイナーです。
スヴェンの作品にはデンマーク特有の文化や自然環境に焦点を当てたものが多く、食器を見ているだけでも北欧のくらしぶりを体感している気持ちにひたることができます。
プレートに描かれたワンシーンから、様々なものがたりを想像の中で紡いでも楽しいですね。
各シーン誕生の裏側はロイヤル・コペンハーゲンの公式サイトに記載されています。
それらを知ることで、製品に対する愛着もぐっと深くなるのではないでしょうか。