Fine Little Day(ファイン・リトル・デイ)は、スウェーデン人の Elisabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)が立ち上げたインテリアブランドです。
キッチンアイテムやファブリック、ポスターなどのインテリアグッズが中心で、ストーリー性や遊び心のあるデザインと、自然をモチーフとした素朴なタッチは、子どもも大人も楽しむことができます。
目次
Fine Little Day(ファイン・リトル・デイ)について
ファインリトルデイは、スウェーデンでアーティスト・写真家として活動する Elisabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)が 2007年にはじめたブランドです。
エリーサベットは、常に自然と子どもに目を向けながら、ユニークかつ誰にでも取り入れやすい親しみのあるデザインを手がけています。
『Fine Little Day』はブログから始まった
エリーサベットは、2007年にブログ『Fine Little Day』を立ち上げ、彼女の日常生活や森の散歩、蚤の市などの写真をアップしていました。
すると、ブログは世界中であっという間に人気になっていきます。
それに合わせてデザイングッズの販売をスタートしたのが、ブランドの始まりです。
今では、ファインリトルデイは世界的なデザインブランドに成長するまでになりました。
ライターでもあるエリーサベットは、2014年に自身の生活風景を綴った著書を発表しました。
日常のいたるところに遊び心を感じられる彼女の暮らしぶりを、日本語でも楽しむことができます。
常に自然とのかかわりを意識するFine Little Day(ファイン・リトル・デイ)
ファインリトルデイの特徴的なパターンの多くは、北欧の森や自然からインスピレーションを得ています。
中でも人気の高いパターンは、トウヒの木(*)がプリントされた「GRAN(グラン)」。
ファインリトルデイのデザインは、常に自然からインスピレーションを得ているため、地球環境を大切にすることにも重点を置いています。
できる限り持続可能で、エコロジーな素材を使用しているのもブランドの大きな特徴です。
Fine Little Day(ファイン・リトル・デイ)の主なラインナップ
自然を愛し、遊び心とクラフトマンシップに溢れたファインリトルデイでは、インテリアにも大活躍なテキスタイルを用いたアイテムを中心に、キッチンツールやアパレルなどを幅広く扱っています。
特に、子どもの落書きにもしばしばインスピレーションを受けるというエリーサベットのデザインは、誰もが心くすぐられる柔らかなタッチが魅力。
国内外で活躍するアーティストによる個性豊かなポスターや、子ども向けのアイテムも充実していて、年代を問わず誰でも楽しめるアイテムが揃います。
テキスタイル
先に紹介した「GRAN」のほか、きのこや白鳥、針葉樹の葉といった、スウェーデンの自然を切り取ったモチーフが並ぶテキスタイルは、生地そのものの販売をしています。
コットンやリネンといった自然素材を使っているため、肌触りがよく、子ども用の洋服や小物をつくるのにも安心です。
ほかにもアイディア次第で、キッチン小物、カーテンなど幅広いアイテムに活用できます。
かわいらしいモチーフでも色味は全体的に控えめで、年齢や性別に関係なく使いやすい柄が多いことも特徴です。
お部屋やファッションのテイストを選ばず、自然になじんでくれるので、用途の幅が広いのは嬉しいですね。
ファイン・リトル・デイのオリジナル商品の中では、同じパターンでつくられたクッションカバーやリネンローブ、ブランケットが人気です。
ポスター
ファインリトルデイには、エリーサベットと共にユニークなデザインを生み出し続ける、個性豊かなデザイナーが在籍しています。
それぞれの国籍も背景も異なるデザイナーたちによる、イラストや写真のポスターの数々は、個性的なのに不思議と主張しすぎず、リビングや子ども部屋にも合わせやすいものばかり。
あくまでも動物や植物・人など自然に存在するモチーフが中心に描かれ、見ていて飽きないデザインで、ふだんの暮らしに取り入れやすいのが、ファイン・リトル・デイのポスターの魅力です。
キッチンツール
ファインリトルデイでは、シンプルでかわいらしいパターンを活かした、テーブルマットやキッチンタオルなどのアイテムを生産しています。
テキスタイルの柄とおそろいのトレイもあり、いつもの食事時間をより豊かにしてくれます。
そのほかの器やカップは、セレクトしたアイテムが中心で、ほかの北欧デザインではあまり見かけない、豆皿や陶器の卵トレー、レモンをかたどった専用の入れ物のような、見る人を楽しませる素晴らしいデザインがたくさん。
スウェーデンで活躍する日本人とのコラボレーションにも積極的で、後にも登場するファインリトルデイ在籍デザイナー・アーティストの Mogu Takahashi(モグ・タカハシ)や、Studio Oyama を主宰するセラミック・アーティスト Masayoshi Oya(マサヨシ・オヤ)の作品が代表的です。
暮らしの中の「あったらいいな」を形にした、アイディア満載のアイテムが揃います。
アパレル
自然を大切にし、環境にやさしい素材と工程を取り入れている、ファインリトルデイ。
アパレルアイテムには、自社アイテムのほかに、アクセサリーブランド Eduards Accessories(エドゥアルズ・アクセサリーズ)による、植物タンニンでなめしたレザーバッグや、イタリア人アーティスト Alina Vergnano(アリーナ・ヴェルニャーノ)による、シルク 100%のプリントスカーフを取り扱っています。
スウェーデンを拠点とし、環境を意識したアイテムをつくるアーティストの商品をセレクトすることで、すこしでも余計なエネルギーを出さないようにしているブランドの姿勢がうかがえます。
ブランドのオリジナル商品は、ファインリトルデイのテキスタイルではおなじみのパターンからデザインされた、ピアスやネックレスといったアクセサリー類を扱っています。
ひとつひとつハンドメイドで作られたニッケルフリーのシルバー素材は、主張しすぎないのでどんな服にも合わせやすいデザインで、身に着ける人をより魅力的に見せてくれます。
キッズ用品
子育ての経験のある創立者のエリーサベットは、自身のブランドで子どもたちに向けたアイテムを充実させています。
定番人気の「GRAN」をはじめ、山やクマのパターンが揃うベッドリネン、目の部分に穴が開いた動物柄のちいさな円形ブランケット、日本人デザイナー Mogu Takahashi(モガ タカハシ)による、前面と背面で異なる表情が描かれたユニークな枕カバー。
どれも子どもに喜ばれそうなアイテムばかりですね。
布のアイテムは、すべてオーガニックコットンでつくられていて、毒性のない染料を用いるなど、身体に環境にもやさしい選択をしています。
ひとつの商品ができるまでの素材選びや生産工程に気を配った、つくる側も使う側もうれしい商品づくりは、ファインリトルデイのデザインにおける大事なポイントのひとつです。
遊び心の大切さを教えてくれるFine Little Day(ファイン・リトル・デイ)
子どもから大人まで誰もが楽しめて、エコな視点を取り入れながら快適に過ごせるアイテムを生み出し続ける、ファインリトルデイ。
誰もが子どものころから心の内に秘めている遊び心と、自然を愛する気持ちを、大人になっても忘れずにいることのすばらしさを、ファインリトルデイはデザインを通して伝えてくれます。