物語の世界を再現!ファンも唸らせる「ムーミンバレーパーク」の魅力

ムーミンバレーパーク

via metsa with respect

ムーミンシリーズに登場するキャラクターたちの愛らしいビジュアル北欧らしいものがたりの世界観などが、園内の至る所に散りばめられていることで話題のムーミンバレーパーク

2019年にオープンして以降、訪れるゲストをものがたりに誘い続けています。
ムーミン好きなら絶対に押さえておいてもらいたい、見どころ満載のテーマパークです。

フィンランド発のものがたり「ムーミン」

老若男女とわず、全世界で愛され続けるムーミンはフィンランド出身の女性アーティスト、トーベ・ヤンソン作の小説、漫画をもとにした作品です。

Moomin(ムーミン)
Moomin(ムーミン)は、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンによって描かれた、世界中で愛されている北欧を代表するキャラクターです。作者のトーベ・ヤンソンは、フィンランドの首都ヘルシンキで1914年に誕生しました。父は彫刻家、母はグラフィックアーティストという芸術一家で、「まるで呼吸するように」芸術に親しんで育ったといいます。

ものがたりの舞台は、フィンランドのどこかにあるとされるムーミン谷。
そこに住むユニークなキャラクターたちの日常を描いた内容が、フィンランドを含め地に流れるゆったりとした時間と見事にマッチしている印象を受けます。

日本でもアニメ放送をきっかけに注目されるようになり、近年は北欧のくらしに憧れる方を中心に幅広い年代のファンが続出中です。

ムーミンキャラクターたちが放つリアルな名言には深いものが多く、それらが世代を超えて親しまれるムーミンシリーズを彩る要素となっています。

日本でムーミンたちに会える「ムーミンバレーパーク」とは?

2019年3月、自然あふれるフィンランドの自然環境とイメージがぴったりの埼玉県・飯能市にオープンした「ムーミンバレーパーク」
原作に登場するキャラクターたちと一年を通し、ふれ合える世界初のテーマパークとして注目をあつめています。

都心から 50㎞ 程度と気軽に足を運べる立地条件もおすすめポイントのひとつで、日本全国のムーミン好きが足しげく通うスポットです。
最寄りは西武池袋線の飯能駅に当たり、池袋駅から特急レッドアロー号に乗れば最短40分で現地に到着します。

東京ドームおよそ4個分の広大な敷地には、作品に寄りそったアトラクションや建物などの見どころが盛りだくさん。
訪れる誰もが、やわらかな印象のカラーで彩られた景色を見ながら時間を忘れ、ゆったりとした癒しの空間を満喫できることでしょう。

ファンにも絶賛されるムーミンバレーパークの魅力

ムーミンバレーパークには、「はじまりの入江」「ムーミン谷」「コケムス」「おさびし山」の4つのエリアが存在します。

それぞれにムーミンシリーズの魅力あふれるアトラクションやアイテムショップ、カフェ・レストラン、展示スペースなどがまばらに分布しており、園内を進むなかで少しずつ異なるわくわく感が味わえると話題です。

具体的に同パークのどのような魅力が、原作ファンたちを夢中にさせているのか気になりますね。

ここでは、ムーミンファンの筆者が特に惹かれたポイントのみに焦点を当て、ご紹介します。

原作がモチーフのアトラクション

原作がモチーフとなっている乗り物には、キャラクターたちの魅力が詰まったもの、作品内での行動を実際に体験できるものが充実しています。

たとえば、ムーミン谷エリアの「海のオーケストラ号Merenhuiske(メレンフイスケ)」は、若かりし頃のムーミンパパ、スナフキンの父・ヨクサル、スニフの父・ロッドユールが体験した壮大な冒険を一緒に体感できるモーフィングシアター。
深海や空をイメージした幻想的な映像の中を進みながら、彼らの強い友情をひしひしと感じられることでしょう。

同エリアの「リトルミイのプレイスポットPikku Myyn leikkipaikka(ピックムーンレイッキパイッカ」も原作の世界観を味わえるアトラクションのひとつで、リトルミイがムーミン屋敷内で巻き起こす可愛らしいいたずらに胸をおどらせながら楽しめます。

また、おさびし山エリアに位置する「飛行おにのジップラインアドベンチャー」は、小説『たのしいムーミン一家』に登場する飛行おにが空を舞う時の気分をゲスト自身の身をもって体感できる乗り物です。

山のてっぺんから風を切ってワイヤーを滑りおりていき、湖の上を滑空するのはスリル満点。
高いところが苦手でない場合には、ぜひ挑戦してみてください。

ものがたりのワンシーンを再現したオブジェ

ムーミンバレーパークでは、登場人物をかたどったもの、ものがたりのワンシーンを表現したものなど、無数に置かれたオブジェが来訪者をお出迎えしてくれます。

突然しゃべり出すのではないかと思ってしまうほど、リアルに作られた表情からはなかなか目を離せません。

ムーミンバレーパークのシンボルともいうべきムーミン屋敷は、地上3階建て構造。
内部まで忠実にムーミンたちの暮らしが再現されていることには驚きです。

園内に隠れるものがたりの要素たち

フィンランドの言葉で”体験”を意味する「コケムス」エリアでは、作品のワンシーンを抜き出したかのような立体的な展示を五感で楽しめます。

一部を除き、ほとんどの展示物がカメラ撮影可能となっているので、思い出の写真をここでもたっぷり残しておくといいでしょう。

エリア入り口の壁面にデザインされたツタの葉には、ムーミン谷でくらす77人の住人たちが、シルエットになって隠れています。
お気に入りのキャラクターはもちろん、全ての登場人物を見つけられたらちょっぴり嬉しい気分になってしまいますね。

シーズン限定イベント

ムーミンバレーパークで定期的に開催される季節限定イベントを目当てに、遠くから足をはこびに来る訪問客も多いといいます。

現在開催されている冬季限定イベント「ウインターワンダーランド」においては、昼も夜も見どころ満載のさまざまな企画が用意されており、なかでも普段ならパークの営業が終了した時間帯に実施される「アドベンチャーウォーク」はたいへん好評です。

これは、ゲストが事前にスマホにダウンロードしておいた専用のアプリから流れるムーミンのものがたりをイヤフォンなどで聴きながら、イルミネーションの灯かりで光かがやく宮沢湖付近を歩いて回る体験型の企画。

日中の明るい園内とまた違い、暗くなってからこその写真映えする景色に目を奪われてしまうこと間違いないでしょう。

友人や家族、またはひとりで参加しても最後までたのしめます。

ここでしか手に入らない限定グッズも要チェック

4つのエリアに点在する複数のアイテムショップでは、ムーミンバレーパークだけでしか入手できない限定品を購入できます。

回るショップの数を絞りたい場合、おすすめはコケムスエリア1階に店をかまえる「Muumilaakso kauppa(ムーミラークソカウッパ)」です。

およそ1000点にものぼるグッズを取り扱うショップなので、あなたの好みにぴったりのものがきっと見つかることでしょう。

北欧発の陶磁器ブランド『Arabia(アラビア)』によって制作される色とりどりのマグカップは、世界的に定評のある商品。
おきにいりのデザインをこれから購入予定の方は、ここで欠かさずにチェックしておくことをおすすめします。

まとめ

ものがたりの世界観が見事なまでに再現されたアトラクションや展示、イベントなど、ムーミンバレーパークが大勢のムーミン好きを虜にするポイントを筆者独自の目線で厳選し、ご紹介しました。

本記事で触れていない見どころもまだまだ無数に存在するので、実際に現地を訪れた際にはあなた自身の目や耳でパークの魅力を体感してみてください。

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