House of Rym(ハウス・オブ・リュム)
チュニジアの文化と北欧のモダンなデザインをセンスよく融合させたインテリアブランド

via House of Rym with respect

House of Rym(ハウス・オブ・リュム)は、チュニジア人の夫婦が 2012年に創業した、ファブリックや食器などを発信しているスウェーデンのブランドです。

夫婦二人とも文化遺産への強い情熱と、チュニジアの伝統的な職人の技を現代に残したいという思いを持ち、チュニジアの文化と北欧のモダンなデザインをセンスよく融合させています。

House of Rym(ハウス・オブ・リュム)について

チュニジア人夫婦 Rym Tounsi(リュム・ツォンジ)と Zied Youssef(ジード・ヨーゼフ)は、旅行先の北欧で目にした素晴らしいデザインの数々に心惹かれました。

かねてからチュニジアの伝統文化への思いが強かった 2人は、スカンジナビアの現代的なデザインと、古くからチュニジアに伝わる職人技術をかけ合わせたブランドをつくることを思いつきました。

House of Rym(ハウス・オブ・リュム)のデザインは、すべてスウェーデン人が手がけています。

メンバーの中には、スウェーデンの人気ブランド Fine Little Day(ファイン・リトル・デイ)の創立者 Elizabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)といった豪華な顔ぶれも。

人気柄は「 Arbour harbour(アーバー・ハーバー)」と呼ばれる、葉っぱのパターンです。
ほかにも、子どもから大人まで楽しめるパターンが多く揃います。

スタイリッシュだけどちょっぴり風変わり、現代的だけどどこかノスタルジックを感じさせるアイテムばかり。

常に優れたデザインを追究しつつ、品質と環境への配慮をもつなど、多様なメッセージ性を含んでいるのが特徴です。

House of Rym(ハウス・オブ・リュム)の主なラインナップ

House of Rym(ハウス・オブ・リュム)の主なアイテムは、遊び心のあるデザインの陶磁器や、ボヘミアンスタイルのファブリックラグがその代表です。

どれもチュニジアの職人による熟練技を活かした独特なスタイルで、北欧デザイン界にあらたな風を吹きこんでいます。

また、パッケージ・包装はプラスチックの使用を極力避けるといった、環境への配慮もおこなっていることがブランドの特徴です。

陶磁器アイテム

わくわくするような絵柄が描かれた陶磁器アイテムは、オーナー夫婦の Rym(リュム)と Zied(ジード)が、チュニジアで出会った工房の職人さんによる技術によってつくられています。

そのため、ほかの北欧デザインにはあまり見られない、どこか異国情緒のただようフォルムやデザインのティーポットやカップが並んでいることが特徴です。

ハーブティや紅茶のほか、エキゾチックにチャイなんかを入れてもマッチしそうです。

通常はスタイリッシュでコンパクトな形が多い北欧のカップですが、チュニジア人の感性で仕上がった、大きめサイズでスープカップとしても活用できるティーカップは、柄だけでなく形にも個性が満載です。

カップとソーサーはそれぞれ別売りタイプがあり、異なる柄の組み合わせで、食卓をより色とりどりに楽しむ提案もしています。

ハウス・オブ・リュムの陶磁器アイテムのさらに面白い点は、自由自在に重ね収納が可能なことでしょうか。
大きさの異なるプレートも、くぼみ部分に合わせて重ねれば、食器棚にすっきり納まります。

ほかにも、ティーポットのふたを外し、その上にカップ&ソーサーをそのまま乗せたり、カップを逆さにして底部分にティーポットのふたを重ねても安定するのには驚きです。

異なる国の文化を融合させてもなお、高い実用性とデザイン性のバランスを上手に保つことで、どんな家庭にも取り入れやすく使いやすいアイテムを実現しています。

テキスタイル

ハウス・オブ・リュムでは、テキスタイル製品を多く扱っています。

肌にやさしいコットン素材のブランケットや、ローブ、クッションカバーのような、身の回りを明るくしてくれるアイテムが揃います。

職人がひとつずつ手織りで仕上げたラグは、洗練されたスウェディッシュ・デザインとチュニジアの伝統工芸技術が見事に融けあい、しっかりしたつくりで機能性も抜群。

どのアイテムも落ち着いた色味で、どんなお部屋に置いてもしっくりなじみます。

自然からインスピレーションを受けたモチーフが多く、生き生きと描かれた動物や植物のパターンは、部屋や空間を彩り、見る人の気持ちを明るくしてくれます。

Tiny Rym(タイニー・リュム)シリーズ

2018年に発表したアイテムは、子ども向けのデザインが充実していたことから『Tiny Rym(タイニー・リュム)』シリーズと名付けられました。

デザインは主に Anna Bucklund(アンナ・バックルンド)と、先述の Elizabeth Dunker(エリーサベット・デュンケル)が担当しています。

遊び心に溢れたデザインは、植物や動物モチーフがふんだんに散りばめられ、赤ちゃん用のロンパース前開きの服が多く、簡単に着替えやすいよう配慮された優秀なアイテムばかり。

動物の抱き枕や、雲モチーフのカッティングボードといった、子ども向けながらもシンプルで落ち着いたデザインは、子どもが成長しても長く愛せるアイテムを目指していることがうかがえます。

見た目のかわいらしさや使い勝手はもちろん、アイテムの名前にもこだわりが強いハウス・オブ・リュム。

「Cuddle me cuddly(かわいい私を抱きしめて)」や「Urban Turban Teddy(都会的なターバンを付けたクマのぬいぐるみ)」といった、ことば遊びがチャーミングな商品名にも注目です。

チュニジアとスウェーデンから世界を繋ぐ House of Rym(ハウル・オブ・リュム)

北欧のモダンなデザインと、チュニジアが誇る職人伝統技術をかけ合わせた House of Rym(ハウス・オブ・リュム)は、純粋な北欧デザインでも、アフリカン・デザインでもない、新しいテイストを発信しています。

子どもから大人まで、幅広い世代に親しみを感じさせるハウス・オブ・リュムのデザインは、チュニジアの伝統技術のように、親の世代から子どもの世代へ受け継がれ、長く愛され続けることでしょう。

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